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生きづらい子ども達をどう支えるか(要旨)

江の口養護学校校内研修会 2010.7.20 10:00~12:00 
講演60分+質疑60分
  <生きづらい子ども達をどうささえるか>
お招きへの感謝・日ごろの皆様の生徒さん達への温かいご支援に敬意・このようなテーマで学習会を開かれることにも敬意・大変重要なテーマ・カウンセラーでも研究者でもない私は講師として適任でないかも知れない・二人の生きづらい子どもを育てた親としての20年あまりの経験・さまざまな悩みを抱える親・子ども・先生方から直接、教育相談を受けて来たこの10年あまりの経験・そこから辿り着いた私の考え方をお話したい・私の話の中に、一つか二つのヒント、あるいは皆様の人生を少し豊かにするものがあれば幸い

現代は歴史上かつてない、大人も子どもも生きづらい時代
  子ども達の不登校・蔓延するイジメ・教師や社会人のうつ病や心身症の増加
  若者のひきこもり・出社拒否・突然の反社会的行動・多数の自殺者
  子どもを虐待する保護者・モンスターペアレントの出現
その規模の大きさ・その深刻さ・その原因と対策の展望の無さは、危機的
  
この生きづらさを生んだ原因は、どこにあるか・この生きづらい子ども達にどう向き合うべきか・誰も正確には答えられない・最善の対応マニュアルは存在しない・そもそもマニュアルで対応できるような問題でない・それを前提に、私達はどうすればよいか・何ができるか・私の経験からの仮説をお話したい

我家のケースから
  我が子は、イジメ・不登校・ひきこもり・家庭内暴力・精神障害という最悪の経過
  第二子を巻き添えにするという二重の悲劇
  親は我が子を理解しているつもり、気持に寄り添っているつもり、愛しているつもり
  親は子どものことを何一つ分かっていない・そのことをまず認識すべき
  学校の理解のなさ・公的な相談支援機関の貧困・精神医療の無知
  教師も行政窓口も精神科医も何もできない・そのことも念頭に置くべき
  支えてくれるものは何処にも無い・親の会のピア・カウンセリングが唯一の頼り

教育の仕事の中で直接・数多く受けた相談の経験から
  親も子も孤立無援、不安、どうしたらよいか分からない状態で戸惑い、混乱
  偏見を持たないで、じっくり話をお聴きすることが第一
あなた方は孤立無援ではない、そのことを誠意を持って伝えることが第二
  学習の遅れなどの不安感を除いてあげる・すぐ取り戻せると伝えることが第三
  専門家の支援が必要なケース、学校で対応すべきケースの一定のさび分けは必要
  前者は、信頼できるカウンセラーや医療機関への丁寧な引き継ぎや紹介
  後者は、個人でなく、学校全体で引き受ける共通認識を持つ事が必要

生きづらい子ども達をどう支えるか
まず、「生きづらい」をどうとらえるか、が重要な問題
  「生きづらい」は悪い事ではない
       本人がそのために苦しんでいるなら辛い事だが、生きづらいのは、生物として
の当然の自己防衛反応・生きづらいが故に見つかる幸福もある
「生きづらい」は本人の責任ではない、人格的欠点でもない
     生きづらさを生み出しているのは、格差、差別を容認している現代社会
     生きづらさは、そのために生じる社会現象
私は人付き合いが下手、気が弱い、スポーツが苦手、腕力が弱い、そのために
いつも損をしている・しかし、私はそんな人が好き、そういう人に悪人はいない
「生きづらい」は保護者や家庭の責任ではない
  しばしば誤解され非難されるが、生きづらいのは、親の育て方が原因ではない
  生きづらさを生み出しているのは現代社会の不条理     
「生きづらい」を治す、という考え方に立たない
  不登校を治す、心や体を鍛える、気弱な性格を直す、という考え方に立たない
  そういう考え方が多くの子ども達を苦しめ、問題の解決を遅らせて来た要因
  生きづらさは、本人の気持ちの持ち方では治せない
  本人を治すのでなく、生きづらいタイプの人が生きづらい状況を作り出している
現代社会の不条理を直す、という考え方に立つ
  どんな強い人でも、病気になれば失業すれば高齢になれば、生きづらい人になる

「生きづらい」子ども達にどう向き合うか
  最善の対応マニュアルやノウハウは無い・問われるのは、私の、あなたの生き方
どう向き合うかを教えることはできない・自分で試行錯誤しながら辿り着くしかない
どう対応するか・教育の基本に立ち返って考えることがすべて
例えば不登校・本人を変えて、学校に行けるようにすることが問題解決ではない
本人の中に主体性が育まれるような支援をして、本人が一人で旅立つことが問題解決
そういう前提に立って私の個人的な考え方
① 信頼関係を築く
  親子の信頼関係・家族以外の人との信頼関係、誰かとの信頼関係があれば大丈夫
  共感して聴く・全てを受け容れる・興味関心の共通項を作る・一緒に遊ぶ・自ら
 歩み寄る・対等の人間として付き合う・心の扉を開くのは相手ではなく自分
 中学時代の担任との人間関係がよい不登校の子供は、高校中退が少ないという
データ(高知市教育研究所 小西豊先生)
② 良い生活リズムを身に着ける・村上春樹の小説
  人類の歴史の99%の時間は原始時代
体内時計に沿った生活リズムが心や体を安定させる
    自然の中で五感を研ぎ澄ます遊びが活力を生む・勉強よりも遊びの中身が大事
    家庭の中で役割を持つ・家事炊事を受け持つ・家事ができる子は自立しやすい
身辺の些細なことに喜びを見つけ出す感性が育つと、回復に向かう
それは、人生の孤独やピンチに耐える力にもなる
    生活リズムは幼児期がポイント・家庭の責任
③ 自尊感情・有用感・自己肯定感・主体性を育む・現代社会の最大の教育課題
    野口克海先生の体験談・折角入学できた高校を退学していった教え子たち
    自尊感情が育つのを阻害してきたこれまでの学校教育
自尊感情・有用感・自己肯定感はどうしたら育てられるか・これも模範解答は無
私のケース
  極貧の家庭に生まれ、劣等感にまみれた思春期・なぜ心は折れなかったか
  時代背景の違い・経済的格差の拡大が心のつながりを破壊する
他者に評価される→自分で評価する・そこまで進めば一生心は折れない
    家庭生活の中で
      発展途上国の子ども達の眼の輝き・家族の生活を支えているという自負
家事炊事で何かの役割を受け持つ・家事が出来る子どもは一人で旅立てる
家庭の中に居場所がある・保護者との信頼関係
    教育の場で
「思考の整理学」・現代の教育の課題・「教える」から「学ぶ」への転換
教える・管理する・言う事をきく生徒が良い生徒という教育観を放棄する
全ての子どもの情況を教職員が共通認識する
三つの経営改善のどれかに取り組めば学校は子ども達を幸せにできる場に
教科経営の改善・良い授業の三要素 <参加する・助け合う・発見する>
      学級経営の改善・迷える一頭の子羊を見捨てない価値観・ピアの中で育つ
      学校経営の改善・皆で悩むプロセスを学校経営の中に取り込む
      三つ全部やらなくてよい・どれか一つを徹底すれば、すべての道はローマに
    地域で育てる
      子どもは本来、コミュニティの中で、大人の背中を見て育つもの
      人間は社会的動物・社会で育つと社会を支える・育てられないと反逆する
      背中を見せられない大人達・地域社会の教育力の崩壊が最大の教育の危機
現代社会の中で、何か人類にとって決定的に重要なものが崩壊しつつある
心のつながりのあるコミュニティの再構築のために、立ち上がろう
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