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アレチノギク

アレチノギク


ぼくは手も上げられない引っ込み思案の一年生だった
授業中にウンコになった
先生によう言わんずつもじもじしていた
身体をよじってこらえたよ
「ひろすみは、教室でクソひった」
それがぼくの生涯のコンプレクスになった

ぼくが打席に立つと
背後から友達の声が飛ぶんだ
「ひろすみ、打つなよ!打つなよ!」
審判は味方がやっているから
バットを振らなければフォアボールで出してやるとい
う意味だ
ぼくは一度もバットを振ることなく小学校を卒業した

中学生になるとみんなワイシャツの腕まくりをして学
校へ行く
あこがれの女の子もいる
ぼくもワイシャツが欲しかったな
貧しいおやじがようよう買うてくれたが
長く着れるように大きいのを買った
だぶだぶのワイシャツで腕まくりはできなかった

大人になったぼくは運命的な不幸を背負った
子どもの頃からの劣等感もしみついている
不幸や劣等感は人をダメにするだろうか
違うな
不幸や劣等感が、人生で一番大切なものをぼくに育くん
でくれた
それは、人の心の痛みを自分の痛みに重ねる「想像力」

アレチノギクの小さな花は
いつも
人の心の痛みを受け止めてしなるんだ
アレチノギクの小さな花を
そっと
おとずれる虫もいるんだ

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