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教育問題を考える勘所

以下は、まちづくりトークCafe (2015.5.11(月) 18:30~20:30)の大崎の話題提供の台本です。
  
    <タイトル:「教育問題を考える勘所」>

お招きに感謝・自己紹介・不登校の鬼・たんぽぽの仕事・たんぽぽの奇跡
  (お客様の増加、支援者の増加、カウンセラーとしての成長)

はじめに・なぜこういうテーマを選んだか
 十代の少年達が関わる痛ましい事件が連続・心ある教育関係者の多くが、子ども達の自己肯定感の乏しさを嘆いて
   いる・事件の背景にそれがあると私も思う
 学力問題も確かな展望が開けない・子ども達の多くは、学ぶ喜びを体験することなく大人に・学力が高いと思われて
   いる子ども達も、教えられたことを憶える勉強はできるが、主体的に学ぶ勉強はできない・これは大学の先生方に
   共通する嘆き
 現役の頃、高校生の就職開拓のため県内の有力企業を廻ると、「きちんと教育してから頼みに来なさい」と叱られた・
   社会人として必要なマナーや常識を身に着けることができないまま社会に押し出される若者達が増えている
  教育をどうすればよいのか・このまま行けばこの国の将来はどうなるのか・誰も明確な指針を示すことができない閉塞
   状況に置かれているのがこの国の教育の現状
 不登校、イジメ、非行、発達障害や精神疾患、ひきこもりなど、悩める子ども達、若者達への支援活動の経験、現在の
  教育の光ではなく影の側面を数多く見てきた経験から、現代の教育問題を考えるポイントをいくつか提起したい・
  影の側面の方が、光の当たっている側面よりも、より問題の本質に近づきやすいと考えるから
 お話しする内容は、教育の現状、なぜ教育はうまくいかないのか、どうすればうまくいくか、(教育の目的、責任、方法)
  について
 市民が教育問題に関心を持ち、自分で考え、討論し、教育のあるべき姿についてコンセンサスを形成することが、
  私達が直面している教育の危機を乗り越える最善の道、お上任せではダメ、今日のお話が、みんなで教育を見つめ
  なおす機会になれば幸い

教育の現状・三つのポイント
① 学力問題は二つ有る
 学力調査に現れる学力問題・テストで点数を取る学力が低い
 学力調査に現れない学力問題・多くの子ども達が学ぶ喜びを体験できていない
  自分で考えて判断し、行動に移す力、周囲の人に働きかける力、社会で生きて行くために必要なモラル、マナーや
  常識、こうした人生の幸福に役に立つ学力が獲得できていないという現実
 背景に主体的に学ぶ力の弱さ――大学の先生方の一致した見方
② 学力問題以外の教育課題が山積している・解決への展望が無い
 不登校、イジメ、暴力行為、学級・学校崩壊、大学生の不登校・ひきこもりなど、一般には問題行動と言われるが、
 私は子ども達・若者達の自己防衛行動だと思う
 背景に自己肯定感の著しい低下――心ある教育関係者の一致した見方
③ 生活力の弱さ――私の実体験から・たくさんの生活体験が生きる知恵や力の基礎
 生育過程で、家事の手伝い、近所付き合い、労働体験などの生活体験が決定的に不足
 その結果、心豊かに生きる力が低下――私のオリジナルの見方

なぜ、教育はうまくいかないのか・四つのポイント
① 教育の目的についての考え方がばらばら・社会的な合意ができない
② 目的がばらばらだから、教育の方法論もばらばら・対症療法ばかりで根本療法無し
③ 教育の責任の所在があいまい・責任は家庭・学校・地域社会が等しく背負うべき
 現状は、家庭と地域の教育力が崩壊、教育の学校への丸投げ、
 学校は組織防衛に必死で子どもの幸せは二の次にならざるを得ない
④ 社会的背景の問題・子ども達の生育環境の荒廃・生活困窮、自然破壊、絆の崩壊など

どうすれば教育はうまくいくか
 教育の目的
   いい学校いい会社神話は崩壊したのに、まだ、幻想を追いかけている大人達
   いい学校、いい会社に入っても、そこに居場所を見つける力が無いと子どもは不幸
   子どもはみんな違う個性・可能性を持っている
   それに合わせて、幸せの中身も違う・幸せはみんな同じものではない
   一人一人の子どもがそれぞれの幸せを自分で獲得する力を育むことこそ教育の目的
   どんな境遇に置かれても、ピンチに遭遇しても、そこで自分らしい幸せを見つける力
   居場所を見つける力、生きる力を育むことが教育の目的であるべき
 教育の責任
   人間は社会的動物、独りでは生きていけない、助け合って生きる生き物
   教育の責任は、家庭・学校・地域社会全体で等しく背負うべきもの
   社会全体で育ててこそ、社会を支えることのできる人間が育つ
   しかし現状は、家庭の教育力、地域社会の教育力が崩壊、教育を学校に丸投げ
   教育の責任者が不在
   家庭の教育力、地域社会の教育力をどうやって回復するか
   教育の問題を考える上で最大の難問・しかし、こうなるに至った社会的背景を掘り下げ、そこから問題解決の糸口
    を見つけることが必要
   少なくとも、教育の責任は三者で等しく背負うべきもの、という認識は共有したい
 教育の方法
   宮地前教育委員長の言葉・どんな大木にも押せば揺れる一点があるはず
   その一点は幼児教育、就学前の教育・ここから先は大崎のオリジナル
   幼児教育の思想の根幹・遊びを通じて生きる力や知恵を育む
   自然の中で、異年齢集団の中で遊ぶことを通じて、ルール・マナー・いたわり・励まし、社会生活に必要な知恵・
     人と交わることの喜びを体験する
   人間の自然な成長過程で必要な遊びの復活が教育再生の最大のポイント
   遊びの延長線上に学習があるべき・学ぶことの楽しさの体験をいかに多くするか、
   友達と共に学ぶ喜びの体験をいかに多くするか、
   これが主体的な学びの力を育むカギ・点取り競争の中に本当の学びは無い
   この思想を踏まえた学校教育の改善の提案・三つの経営改善
     教科経営の改善――教育の主体は教師ではなく子ども
     学級経営の改善――はぐれた子羊を見捨てない
     学校経営の改善――悩みの共有・問題解決にみんなの力を借る学校経営
   この経営改善のキーワードは「信頼関係」・親と子・教師と生徒・大人と子ども

 教育の目的・責任・方法の再検討と並んでもう一つ大事なこと
   子ども達の生育環境の改善・市民の、市民による、市民のためのまちづくり
   まちづくりトークカフェで教育を取り上げる意味がここにある
   50年前には、不登校もひきこもりも学校・学級崩壊も無かった
   当時と何が変わったか
  ① 産業構造の激変・格差の拡大・人々の絆の崩壊・コミュニティに愛されて育つ機会の喪失
  ② 自然環境の崩壊・子どもの遊びの場の喪失
   家庭の教育力、社会の教育力の回復にはコミュニティ・人々の絆の再生が必要
   子ども達の生育環境の改善には自然環境の回復、保全が必要
   これらを実現するには、私達の価値観の転換+格差社会の是正に向けた政策努力
   政治を動かすのは市民の力・市民の市民による市民のためのまちづくりにもっともっと関心を高めたい
   待っていても誰もやってくれない・私達が行動しなければ
   たんぽぽ教育研究所は新しい人の絆を創り出す実験場・人を分け隔てしない場所、どうぞ遊びにおいでください

CM・二冊の本「人生の扉は一つじゃない」「生きることの意味」
  この二冊の本には、今日の問題に様々な角度から答えるヒントがある
  自己肯定感をどのようにして育むか、心豊かに生きるにはどうすればよいか
  そういったテーマにどう向き合うかという思想と具体的な生き方、方法論が書き込んである
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