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神について

神について


二月十日に休暇をいただいてなつかしい我が故郷中村へ行った
精神症害の皆さんのデイケアの会場ではTさんやSくんが早くから待っていてくれた
正義は至るところで敗れる
弱く貧しい者はいつも傷つく
正義に最後の勝利を収めさせ
弱く貧しいものの祈りを聴きたもう
そういう意味では神は存在しない
が、実はそのおかげで
ぼくたちはまことに頼りないとはいえ
神、という名のかすかな希望をぼくたちの側につなぎとめることができる
だって
もし神が最後の審判のときこの世にあらわれ
正義をおこなうということが明らかなら
富めるものはたちまち神に取り入り
苦もなく神を篭絡(ろうらく)するだろうから
ぼくはそんなことを言いかけて口をつぐんだ
偏見や異端視の中でひっそりと生きる人々の前で
こざかしい理屈が何になるだろう
正義は至るところで敗れ
弱く貧しい者はいつも傷つき
ぼくたちはやがて朽ち果てるだろうが
ぼくたちのことを
折に触れ、思い出してくれる人がいるかも知れない
あの人は、ぼくを思い出してくれるかも知れない
それがぼくの信ずる唯一の神


*「障害」という言葉の表記については、人権の立場から諸説がありますが、私は当事者で親友であるMさんの「ひらがな書きも差別、症害と表記すべき」という意見に同意して、本書では症害と表記します。
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