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返って来ない本

 “たんぽぽ”のドアをあけていただきますと、正面南側の窓の下に、開設時に会社で用意してくださった本棚がずらりと並んでいます。初めの頃は、自分の人生を支えてくれている大切な本を並べていましたが、その後、お客様からいただいた本や資料、自分の勉強のために買った本などで、ほぼ一杯になりました。
 閲覧も貸し出しも自由ですので、本のお好きな皆様はどうぞご覧になってください。
 と、こう書いておいて、こんな話をするのは少し気がひけますが、ぼくは子どもの頃から本をとても大事にしてきたので、長年気懸かりになっていることを正直に告白します。
 本に関心のあるお客様がいるとこちらも嬉しいので、どうぞどうぞお持ち帰り下さいと言ってお貸しするのですが、実は本を返してくださる方は10人に2人くらいの割合なんです。まあ、それは先刻承知でどうということはないのですが、ちょっとつらいのは、「返って来ない本」に大事なものが多いことですね。
 国分康孝先生のカウンセリングの真髄に触れた小さなブックレット、ぼくの処女出版の「野の思想史」、サルトルの「実存主義はヒューマニズムである」などは、折に触れて手に取りたいのですが、おおい、どこへ行ったんだー。返って来ない。
 近頃、一つ気付いたことがあります。本が本当に好きで、本をよく読む人は必ず返してくれますね。返してくれないのは、本を読まない人。ああ、返って来ない本が余計かわいそう。おおい、どこで埃をかぶっているんだー。誰か助けてやってくれー。
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