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車を棄てる

<車を棄てる>

 ぼくの大好きな梼原町、上田真弓さんの古里に、教育に関わるささやかな任務を頂いて2年間、月2~3回、片道1時間半ほどの車通勤をしていた。梼原の町も、山里の人の心も美しいし、道中の四季折々の山の景色や、途中で買い求める農産物や山の幸も楽しみだった。
 ところが、年は取りたくないもの、梼原への所要時間を大幅に短縮してくれた高速道路を、ぼくのガタの来かけた中古の軽四で走るのが次第に怖くなった。注意力が散漫になっているのが自分でも分かる。梼原はとてもいい教育研究フィールドだったが、任務は昨年春で辞退した。
 この8月末に車検が来る。買い物、病院通い、もろもろ、年を取るほど車の必要性は高まるが、能力の衰えに伴うリスクも大きくなる。人様にご迷惑をかけたらおおごと。生活の困窮もある。運動不足もある。悩んだ末に、思い切って車を棄てることにした。
車を棄てるのは、実は人生で二度目。一度目は1986年、この頃はぼくも若かった。環境にやさしい暮らしの理想に燃えていた。短期間で理想はついえたが。今回はそんな高い志は無い。已むを得ざる悲壮な決意。
 でも、さわやかに朝の風を感じて歩き、自転車をこぎ、電車やバスに乗り、不便を楽しんでみよう。また、新しい生き方の発見があるかも知れない。今までと違う風景が見えるかも知れない。
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