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手製のお守り


 この一瞬にも、世界中で多くの子ども達が、戦乱や飢え、疫病で死んでいく。人間の歴史はなんとも愚かな悲劇の繰り返し。もし、愛や正義をつかさどる超越者がいるのなら、こんな残酷なことが続くはずがない。だからぼくは、無神論者になりました。
 でも、人には祈るしかない時がありますね。極貧に生い立ち、その影をずっと引きずって来たので、自分の孤独や痛みには耐えられる。しかし、晩年に二人の子どもの心の病という事態に直面し、我が子の苦しみをどうしてやることもできないことになって、ぼくも何かにすがりたくなる時があるようになった。元々弱い人間ですからね。
そこで手製のお守りを作りました。事務室のお掃除をしてくれるおばあさんがくれる励ましのメモ、転勤される先生が残してくれた手紙などをビニール袋に入れて胸のポケットに納めました。ちょっとつらい時は胸にさわる。オレはひとりじゃない、と思うと元気が湧く。
 そのお守りの中に、一枚の紙片があります。「苦境にあっても、いつも朗らかな大崎さんを尊敬しています。小さな弱い人を守ってあげてください。」ぼくの秘書席に十カ月間来てくれた臨時職員のお嬢さんが、退職される時置いて行ってくれた手紙。
 教育は今、イジメ、不登校、暴力や非行、学力問題、何一つ解決に向けた展望の開けない閉塞状況にあります。ぼくは小さな弱い子どもとして育った自分の経験、イジメに遭い、学校に行けなくなった我が子の経験から、「小さな弱い人を守る」学級や学校、地域社会ができた時はじめてすべての教育課題が解決する展望が開ける、と確信するようになりました。
 残念ながら、この教育哲学を理解してくれる人はほとんどいない。だから、滅多に言葉を交わしたこともない若い娘さんが、ぼくの考え方を理解してくれていたことが奇跡のように思えました。彼女もパニック障害で苦しんでいるということを後で知りました。
 今日もぼくは、人生の様々な切なさを抱えてたんぽぽ教育研究所を訪れる方のお話を聴いています。我が家の実情も包み隠しなくお話します。人は、どこかに自分を理解してくれている人がいると信じられれば、生きることに意味を見つけられる。不幸なのは自分だけじゃないと思えれば、少し気が楽になる。
 この文章は、あなたに贈るぼくの手製のお守りです。
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